2020/08/07 18:42

今年の2月に「海から襲来したイノシシを50代男性が返り討ち」という情報量の多いニュースがネット界隈でバズりましたが( https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/9215/ )、このニュースの現場である長崎市小江町はフレッシュディア店舗から車で20分程度のところにあります。

ここ長崎県の野生鳥獣による農作物被害は2018年度で約2億841万円にのぼり、その7割がイノシシによるものです( https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/shigoto-sangyo/nogyo/chojutaisaku/guideline-choju/ )。耕作放棄地の増加や温暖化の進展、高齢化による猟師の減少など、野生動物の繁殖にとっては良い条件が重なってしまい、人間と野生動物との生活領域のバランスが崩れかけているとも言われています。農作物被害の多さに耐えきれず農業をやめてしまい、その結果耕作放棄地になってしまう、という悪循環すら起こりかねません。

人間と野生動物の穏やかな共存関係を維持していくためにも、ある程度の有害鳥獣捕獲は必要です。そして、それによってもたらされるジビエをありがたくいただくことで、食のサステナビリティ(持続可能性)を支えることも意義あることと言えるかもしれません。

下記ジビエジャーキーを製造しているながさき夢ファーム様は、長崎市で唯一、イノシシ肉やシカ肉の食肉処理業の営業許可を受けた加工処理施設であり、長崎市の「有害鳥獣相談センター」としても対応されています。安全・安心でおいしいジビエジャーキーをぜひお試しください。